動画のベストな長さは?~動画マーケティングでいつも迷うこと~

2005年にYouTubeが誕生し、昨今ではコンテンツマーケティングにおいて動画も多く活用されている。動画はテキストコンテンツに比べて圧倒的な情報量があり、訴求力の高いフォーマットである。動画マーケティングを効果的に行うにはさまざまな要素を考えなくてはならないが、中でも「どれくらいの動画量(長さ)がベストか?」と迷うことが多いのではないだろうか。
今回は「動画の適切な長さ」に焦点を当てる。

動画に「適切な」長さがあるのか? 

実際、「動画の適切な長さとは?」という問いに答えるのは非常に難しい。なぜなら、その動画の種類・目的、掲載先メディア、動画広告の有無等により左右される上、受け手によって動画の長さに対する嗜好は全く異なるからである。
 
 

以下、ヒントとなるデータを出して考えてみる。 

 
引用:http://wistia.com/ 
 
上の2つは、インターネット動画を分析しているWistia社の調査結果で、動画の時間に対する閲覧時間をグラフ化したものである。この調査結果では、30秒以内の動画なら平均して全体の80%、1分以内の動画なら70%、5分以内の動画なら60%まで見てもらえることを表している 
 
つまり、30秒以内にしておけば平均して全体の8割までエンゲージメントされ効果も期待できると考えられる 
 
調査結果をさらに見ると、10分以上の動画では開始直後にエンゲージメントが急激に下がる傾向にある。よって、動画は10分以内にまとめるのは必須と考えられる 

動画は短ければ短いほどいいのか? 

動画の長さについては、3分程度が適正だという見解もある。しかし、実際に長さを3〜4分に収めようと苦労するケースも多いのではないだろうか。 
 
調査結果では動画時間3-4分も、4-5分もエンゲージメントに大きな差は見られないことが明らかに 
 
また、動画のエンゲージメントを維持し、スキップされないためには、動画冒頭の5〜30秒で視聴者の関心をつかみ、見続けてもらうことが重要である。2011年にYouTubeが行った調査では、動画がスキップされるかどうかは最初の5秒間にかかっている、という結果も出ている。 
 
スキップされないように動画を短くし、わずか8秒でシートベルトの大切さを訴求したFordの動画は「動画の長さとエンゲージメントの観点」で興味深い例である。 

6秒動画のループ動画サービスであるVineも流行したが、これは残念ながらサービス終了してしまった。 
 
いっそのこと30秒以内にしてしまうという考えもあるが、30秒ですべてを伝えられるのか難しい場合もあるだろう。その場合は、1動画=1メッセージに分解し、30秒未満のものを複数作るという方法もある。コンテンツも増え、セグメントに応じて単独で使ったり、つなげて再生したりすることで、多様な使い方ができる。 

動画の適切な長さには正解はないが、短い動画の方が視聴者も多くなるであろうし、予算も少なく済む。Web上にコンテンツがあふれかえり、短時間で大量のコンテンツを消費するユーザーの行動を考え、弊社でも動画制作は3分程度を目安にしている。 

何を伝えたいのか、情報の取捨選択をし内容がありつつもなるべく短くした動画こそが、適切な長さの動画と言えるのではないだろうか。 
 
参考:Does Length Matter?|WISTIA 

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