マーケティングテクノロジー(MarTech)の影響②「モバイルアプリケーション」

2019年8月20日

MarTechには、マーケティング成果を大きく左右する5つのテクノロジーがあります。
1. マーケティングオートメーション
2. モバイルアプリケーション
3. 人工知能(AI)
4. プログラマティック広告
5. マーケティング分析
これらがもたらす影響と利益について探っていきたいと思います。

前回はマーケティングオートメーションについてご紹介しましたが、今回は2つめの モバイルアプリケーション(以下「モバイルアプリ」)についてです。

 

2.モバイルアプリ

モバイルアプリは大きく分けて2種類あり、1つめはいわゆるエンドユーザーが使用するアプリであり、2つめは営業担当者が使用するアプリです。

エンドユーザーに対するモバイルアプリマーケティングの利点

競合が少ない - 現在では、多くの人がスマホに大量のアプリをインストールしています。この状況でどうしたら勝てるのでしょうか?しかしウェブサイトと比較すると、勝率はぐっと上がり、競合は多くありません。

ターゲットを絞ったセールス - 比較的新しいSNSを利用して、多くの小規模企業が顧客とつながるための努力を続けています。しかしSNSをよく見ると、販売プラットフォームがきちんと構築されていないことがすぐに分かります。またソーシャルプラットフォームの競争は激しさを増しているのに対し、モバイルマーケティングでは、ターゲットを絞りやすくなります。顧客が何を欲しがり、何を提供したらよいかについて顧客と話すことができるのです。競合他社と似たようなメッセージを送りながら競争する必要もありません。

エンゲージメント率が高い - モバイルマーケティングによるエンゲージメント率は他より高く、プッシュ通知を使って目立つアクションを起こすことで、ユーザーがアプリに興味を持ちます。プッシュ通知というのはただ最新情報を送るのではなく、アプリ内での出来事をすべて通知します。つまり、直接伝えたりメールを送ったりするよりも、読んでもらえる可能性が高いのです。

BtoBマーケティング事例:営業担当者のタブレットアプリで問題解決

営業用アプリで主な問題が解決したBtoBマーケティング事例として、Medtronic Europeという会社の「ENT(耳鼻咽喉科)」事業の事例を紹介します。以下の2つの問題がありました。

入荷待ち - これは在庫切れの際に発生する問題です。医療業界では特に大問題に発展し、医師と業者の関係を一気に悪化させます。当時の最新のシステムは、エクセルシートを使用し、全領域の300を超えるSKU(最小在庫管理単位)とその使用可能性が含まれるシートが全営業担当者に送られていました。これを印刷したとしたら大きなオフィスの壁を埋め尽くすほどの量です。営業担当者はこれを携帯で確認していたため、仕事になりませんでした。そこで、問題が発生しそうな場所を見つけるべく、こういったシートには「全員に返信」機能を使って返信をしていました。これが次の問題につながります。

メールの不具合 - 営業担当者間を飛び交う大量のメールのせいでメールが使用できなくなり、その結果通信手段が途絶えました。

そこでスイスのBBNパートナーは、以下の機能を持つアプリを開発し、この問題を解決しました。そして営業担当者たちは、在庫とクライアントの期待値両方を再び管理できるようになりました。

エクセルからGoogleマップへ
アルゴリズムを複雑なエクセルシートからGoogleマップ表示に変更しました。すべての病院は色のついたドットで表示されます(緑-問題なし、オレンジ-もうすぐ在庫切れ、赤-在庫切れ)。営業担当者は、問題が発生しそうな場所を一目で見つけることができます。また自動メールが病院に送信され、問題について医師に警告し、代替品の提案もしてくれます。これで営業担当者は、顧客からのクレーム電話で問題を知ることはなくなるので、優位に立つことができます。

メールは使用しない
営業担当者から話を聞くと、彼らは会議以外の時は車を運転しているか、または打ち合わせのために待機しているとのことです。この時間を使って、彼らは音声(本社からのPodcast)を聞くか、または動画(製品情報など)を見ることができます。

コミュニティの構築
最後に、チームという感覚や情報共有を染み込ませるために、営業同士が質問をしたり、長文メールを送らなくても情報を共有したりできる「コミュニティ」機能を組み込みました。

次回は、3つめの人工知能(AI)を紹介します。

これはインパクトMが所属するBBNのBuzz Magazineの記事を翻訳して掲載しているものです。

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